桧原湖縦断10000m スノーシュートレッキング決行
2月24日(土)桧原湖縦断10000mスノーシュートレッキング行いました。
集合場所では曇り空だったものの、風もなく特に心配する事はなさそうでしたが、出発地点に立った途端、いきなりの突風!「もしや、これは・・・?」とちょっと不安になりつつも、(たぶんの気のせい・・・)と元気に出発しました。
氷結した湖面に並ぶ、色とりどりのワカサギ釣りのテントや小屋が、賑やかに迎えてくれちょっとしたお祭り気分です。桧原村の方向には湖底に沈んだ鳥居が見られ、第一の目標地点である堂場山も澄んだ空気に凛とたたずんでいました。
磐梯山の噴火からちょうど130年。噴火の影響でできた湖上を歩いて縦断するという貴重な体験に重ねて、裏磐梯の地形や自然、穴沢一族と守り狐のお話しなど、紹介しながら南を目指しました。
時折、頬を刺すような冷たい風が吹き荒れ、視界が悪くなることもありましたが、完全防備の猛者の皆さんはへっちゃら!・・・さすがです。
途中、魚探装置と電動穴あけドリルを持ったお兄さんたちに遭遇。狙いを定めて豪快に穴を開け、魚影を確認する作業を見せてもらいました。ワカサギは常時湖の中を回遊していますが、ワカサギの通る道筋の上にうまくヒットさせると、よく釣れる穴になるそうで。「ほほ~、なるほど。」って皆さん興味深々。
しかし!桧原大橋が見える頃になると吹雪が一層ひどくなり、皆さん黙々と歩く一個連隊に。この風景、映画のワンシーンにあったような・・・。でも、カメラを向ければこの通り。
元気を出して歩いたご褒美は、”ペンションとも”さんの奥様お手製!できたてお弁当とワカサギのから揚げです。そして”レンタルハウス談のん暖”さんにスノーモービルで運んでもらいました!なんと、ご厚意でワカサギ小屋までお借りする事ができ、暖を取りながら昼食をいただくことができました。エコツー協会の団結力に改めて感謝感激でした。
暖かいワカサギ小屋を後にして再度南を目指して歩きましたが、どんどん強風で視界が悪くなるばかり・・・。協議した結果断念して中瀬沼を回りサイトステーションをゴールとする事に。進路変更し森の中に入ると周りはすっかり静かになり、湖の上の過酷な環境と、木々に囲まれる森の穏やかな環境の違いを身をもって体験。ここからは冬芽や野鳥など生命の息吹を感じながらのトレッキングです。
残念ながら、完全な桧原湖縦断10000m完歩!とはなりませんでしたが、また来年の再会を祈って今回のイベントを終了しました。
ご参加下さった皆さま、どうもありがとうございました。また次の企画でお会いしましょう!