ばんだいの宝発見講座「裏磐梯のランを知ろう」

裏磐梯にはラン科の植物は多くあるのですが、詳しく学ぶ機会がありませんでした。そこで福島大学 山下由美先生を講師にお招きしての講座開設となりました。ランは地球上にわかっているもので700属15000種あり、日本は86属320種、裏磐梯は32属52種確認されているそうです。ランというと洋ランと言われているものでわかるように特徴ある花びらが左右対称となっています。種子は?そういえばみたことないですね。山下先生はクマガイソウの種子を見せてくださいました。3.4cmのさやに種とわかるものはなく、小さな糸くずが無数に入っていました。埃のようです。発芽しないということより場所を選ぶ=菌のお世話になり、なおかつ選り好みするらしいのです。裏磐梯のランの写真を一つひとつ見ながら種子の時だけ菌から栄養もらうもの、一生菌のお世話になるものなどわかりやすく教えていただきました。日当たりを好むものも多く、ネジバナもラン科とは・・オニノヤガラもラン科で特にナラタケの菌のお世話で広範囲で栄養をいただくようです。これからは探勝路歩いていてもラン科の植物に目が行くようになりそうです。

 

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