篭作り名人~第二「宝人」発見~

蛇平にお住まいの佐藤操子さんは篭作りの名人です。アケビやヒロロ、またふだん使いの篭編みはクラフトテープなども利用されます。冬の間は佐藤家の作業場の2階はいつも一緒に篭作りをするお仲間が集い笑いがたえません。「いつでも訪ねておいで、一緒に手を動かして篭作り教えるよ。」と気軽に誘ってくださいます。
 

 早稲沢のご出身で、おばあちゃんやお母さんの作ってくれた”げんべえ”を履いて氷った桧原湖の湖水面を歩いて学校へ通ったそうです。そのうちご自分でも教わって草履や雪靴・蓑を作るようになり、蛇平に嫁がれて3人の子供を育てあげ、現在もご主人と畑仕事に精を出されています。農作業の合間に山にはいり、7月にガマ・アケビ、秋にはヒロロ・ヤマブドウの皮を採って冬の作業の準備をし、ひと時も惜しまず身体や手を動かしておいでです。・・手を使うことが好きなのでやってこれたし、今は友達と語らいながら楽しく篭作ってるの・・・そのくらしにたいする姿勢に学ぶことたくさんあります。

 操子さんの工夫のつまった手提げバックや篭が人気があるのわかります。今頼まれて、剣道の練習に履くわら草鞋を子供たちのために作っているのと笑顔で話される操子さん!冬おじゃまさせてください!

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