ラムサール条約研修として伊豆沼内沼・化女沼に行ってきました

11月17日ラムサール条約登録湿地である伊豆沼・化女沼へ行きました。化女沼は高速道路からは見ることができますが、丘陵地とずっと続く平野部が出会うところにあり、静かなダム湖となっています。観光資料館では管理委託されているNPO法人エコパルのながぐつ先生こと高橋和吉さんに活動(環境教育を中心に)についてご説明をいただき、また現在取り組まれているダムとしての化女沼より以前に、沼周辺に見られたノハナショウブなどの植物を復活させようとされている場所にご案内いただきました。館内は子供たちと一緒に作った手作りの展示物が多くあり、化女沼に飛来する希少なヒシクイの生態の展示もわかりやすいものでした。

伊豆沼・内沼は1985年日本で2番目の登録湿地です。近くにオリンピックで話題の長沼もあります。まずサンクチュアリセンターで指定管理の伊豆沼・内沼環境保全財団の藤本康文氏より立体地形図を見ながらの説明を受け、研修室で環境問題・保全活動についてお話を伺いました。30年の多岐にわたるしっかりしたデータがあっての取組みでもまだまだ課題は多いということでした。特に登録した1985年では自然は保護するということ観点で手を加えない状態であり、保全という観点での活動に移行したことはデーターでも示されているのが興味深いことでした。日没近くマガンも沼に戻り始めたので外に出て、鳴き声も聞きながら着水も見ることができました。館内は展示のリニューアルがされていて興味深い展示方法で楽しんで学べました。いろいろお話いただいたことを参考に、これからの私たちの活動を進めていかなければと思いを新たにいたしました。

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