北塩原村立第一中学校環境学習サポート2
第一中学校の環境学習の最後は、一年生の“磐梯山ジオパークサイト”の見学です。まず磐梯山噴火記念館を見学し予備知識を得た後、裏磐梯スキー場を登って“銅沼”へ。登山口、ゲレンデの中ほど、そして銅沼など、各所で噴火記念館の副館長の佐藤公氏から“明治21年の大噴火”の様子やその後の裏磐梯高原の回復過程のお話しを聞きました。また、ここでは周囲を取り囲むようにそびえる崩壊壁の威容にも圧倒されました。次いでスキー場をくだり、磐梯高原駅(桧原湖畔)で昼食。その後は、さらに“五色沼自然探勝路”を歩き、当協会のスタッフから次々に現れる沼の色や周囲の紅葉した木々の説明などを聞きました。途中“遠藤現夢翁”の墓所まで足を伸ばし、約110年前に高原の緑化に尽力した翁の遺業を偲びました。こうして今年度の第一中学校の環境学習は終わりましたが、同じ村内にありながら北山・大塩地区に住む生徒たちには、感動の体験になったのではないかと思います。私たち裏磐梯エコツーリズム協会も、こうした村内の児童・生徒たちの環境教育のサポートを続けていけたら…と思います。