全国エコツーリズム大会の報告
10月21日から23日まで、「全国エコツーリズム大会in岩手にのへ」に参加してきました。二戸市は、20年ほど前からエコツーリズムの基本である地域の「宝探し」の実践を通して、地域の振興を図ってこられたところです。
一日目は開会セレモニーの後、C.W.ニコル氏と田川博巳氏(日本エコツーリズム協会副会長)の講演、そして地元の方ほかのパネルディスカッションが行われ、その後交流会が行われました。大会の参加者は約1000人程?、交流会も400人超の参加者でとても盛会でした。
二日目は6コースに分かれてのエコツアー。私は1コースの「天台寺に続く道 御山道を歩く」に参加しました。小雨の降る中でしたが、地元「ぎばって足沢(たるさわ)・70の会」の皆さんのガイドで楽しく歩き、お昼は地元のお母さんたちの手になる「薬膳雑穀料理」を頂ました。食後は、「もちひえ」の餅つき、「たかきび」などの雑穀作業体験など。さらにバスで移動して、「天台寺(瀬戸内寂聴さんの講話で有名)」に参詣し、戻って夕食はやはり雑穀料理などをいただきながら「夜なべ談議」…。参加者の皆さんから、いろいろな感想やご意見などをいただきました。
三日目は前日のエコツアーの概要発表・課題の提言、さらに今大会を評価する「総括セッション」が行われ、最後に「大会宣言」が満場一致で採択され三日間にわたる大会の幕を閉じました。
三日間を通じて感じたことは、各地の地元の人たちが非常に積極的にかかわり、大会を盛り上げてくれていたことでした。やはりエコツーリズムの実践は、地元の人たちとの宝探しから始まることを強く印象づけられました。